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成人式振袖お役立ちコラム
2025.05.02
成人式・振袖の豆知識
成人式に袴はOK?メリット・デメリットと振袖との違い、マナーを解説
目次
「成人式に袴って変じゃない?」「振袖じゃないとダメなの?」
そんな疑問や不安を抱えている成人式を控えた女子高校生、女子大生の方へ──。
近年、振袖だけでなく袴を選ぶ方も増えています。
周りと違うおしゃれを楽しみたい、自分らしさを表現したい、という方へ、袴スタイルの魅力やマナー、振袖との違い、メリット・デメリットをわかりやすく解説。
成人式の装いを考えはじめた今だからこそ、選択肢の一つとして「袴」を前向きに検討してみませんか?
成人式に袴を着ても問題はない
「成人式といえば振袖」が一般的なイメージですが、実は袴で出席することもまったく問題ありません。
特に最近では、ファッションや価値観の多様化が進み、「自分らしさを大切にしたい」という理由から袴を選ぶ女性も増えてきました。
成人式は一人ひとりが大人になることを祝う大切な日。
どんな装いを選ぶかは、何よりも“本人の気持ち”が尊重されるべきなのです。
最近は「袴」で参加する女性も増えている
ここ数年、成人式で袴を選ぶ方の姿がよく見られるようになりました。
SNSや雑誌などでも、「振袖×袴」や「小振袖×袴」などのスタイルが取り上げられ、「カワイイ」「かっこいい」と注目されています。
また、振袖を成人式と卒業式の両方で着回す方も多く、そのアレンジとして「卒業式では袴に合わせる」「成人式では振袖スタイルで着る」など、着用シーンに応じたコーディネートを楽しむ方も増えています。
地域や家庭によって価値観はさまざま
ただし、地域の風習やご家族の考え方によっては、「成人式には振袖を着るもの」とされている場合もあります。
たとえば、ご親族の中に「せっかくの成人式なのに袴?」と驚かれる方がいるかもしれません。
そのため、事前に家族と相談すると安心です。
「絶対に振袖でないといけない」というルールはありませんが、周囲の意見にも耳を傾けたうえで、自分にとって納得のいく選択をすることが大切です。
第一礼装は「振袖」だということも覚えておこう
なお、日本の伝統的な格式として、未婚女性の第一礼装は「振袖」であるとされています。
そのため、成人式の衣装として振袖が主流であるのは、礼装としての格の高さが背景にあります。
とはいえ、袴が礼装としてふさわしくないわけではありません。
袴もまた、古くから式典や儀式で用いられてきた由緒ある和装であり、着こなし方次第でフォーマルな印象を演出することが可能です。
「成人式に袴」のメリットって?
「せっかくの成人式、自分らしく特別な装いで出席したい」
そんな思いから、袴を選ぶ方も年々増えています。
振袖とはひと味違う魅力を持つ袴スタイルには、実はさまざまなメリットがあります。
ここでは、成人式で袴を選ぶことの“嬉しいポイント”を4つご紹介します。
メリット①:動きやすくて快適!
袴の最大の魅力は、なんといっても動きやすさ。
成人式当日は移動や待ち時間が多く、長時間の立ち座りや歩行も予想されます。
そんなとき、袴であれば足さばきが良く、階段の上り下りや椅子の立ち座りもスムーズに行えます。
特に、振袖に比べて袖丈が短めの「二尺袖(小振袖)」と合わせるスタイルであれば、袖が床につく心配もなく、全体的に軽やかで快適に過ごせます。
メリット②:凛とした知的な印象に
袴スタイルは、どこか凛とした印象を与えるのが特徴です。
たとえば、卒業式でも見かけるように、袴には「芯のある女性らしさ」や「古風で落ち着いた印象」があり、知的で品のある雰囲気を演出できます。
振袖が華やかで可愛らしい印象なのに対して、袴は大人っぽくて個性的。
写真映えもするため、周囲と被りたくない方にもぴったりです。
メリット③:個性を表現できる!周りと差をつけたい方に
「みんなと同じ振袖じゃ物足りない」
「自分のセンスを衣装で表現したい」
そんな方にこそ、袴はおすすめです。
振袖ほど主流ではない分、会場内で目を引く存在になれる可能性大。
自分だけのコーディネートで、成人式をより印象深い一日にすることができます。
また、小振袖とブーツを組み合わせたレトロモダンなアレンジなど、袴ならではの自由な着こなしが楽しめるのも魅力のひとつです。
メリット④:費用を抑えられる可能性も
選ぶ袴や着物の種類によっては、振袖よりもレンタル費用を抑えられる場合があります。
特に、小振袖+袴スタイルは、振袖単体に比べて価格が控えめなことも多く、費用を気にされる方にとっては嬉しいポイントです。
もちろん、選ぶブランドやプランによって異なるため、予算や希望スタイルに応じて、比較しながら検討するのが理想的です。
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「成人式に袴」のデメリット・注意点
袴スタイルにはたくさんの魅力がありますが、一方で事前に知っておきたい注意点も存在します。
後悔のない成人式にするために、メリットとあわせてデメリットもしっかり理解しておきましょう。
デメリット①:振袖に比べて華やかさは控えめ?
袴はスタイリッシュで個性的な印象を与える一方、色柄や装飾の面では、振袖よりもシンプルに見えることがあります。
成人式は「一生に一度の晴れ舞台」として、多くの方が豪華な振袖を選ぶ中、袴スタイルがやや落ち着いて見えることに不安を感じる方もいるかもしれません。
とはいえ、着物の柄選びや小物使い次第で華やかさを演出することは十分可能です。
たとえば、金彩や刺繍入りの袴を選んだり、ヘアスタイルや髪飾りにボリュームを持たせたりすることで、華やかさをプラスできます。
デメリット②:まわりが振袖だと目立つかも?
成人式の参加者の大多数は振袖を選んでいるため、袴スタイルは相対的に目立つ可能性があります。
「浮いてしまわないかな…」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、それをポジティブにとらえれば、自分らしさを表現するチャンスでもあります。
「個性を大切にする時代」において、周囲と違うスタイルを選ぶことは、むしろ魅力的な選択ともいえるのです。
「写真映えする袴コーディネートを見てみたい!」という方は、ぜひハカマエイトのコーディネート例も参考にしてみてください。
デメリット③:家族や親戚の理解を得られるか事前に相談を
袴スタイルは若い世代を中心に支持されていますが、ご家族や親戚の中には「成人式はやっぱり振袖でしょ」と考える方もいるかもしれません。
せっかくの晴れの日だからこそ、周囲との認識のずれをなくすためにも、事前に相談しておくのが安心です。
「自分らしさを大切にしたい」「動きやすさやスタイルの好みで袴を選びたい」といった気持ちを丁寧に伝えることで、理解を得られることも多いでしょう。
「振袖」と「袴」スタイルの違い
成人式の装いとして代表的な「振袖」と、最近人気が高まりつつある「袴スタイル」。
一見似ているように見えて、実はその成り立ちや意味、見た目の印象などにははっきりとした違いがあります。
ここでは、振袖と袴それぞれの特徴を比較しながら、どちらが自分に合っているかを見極めるヒントをお届けします。
見た目の違い
まず、最も分かりやすいのが見た目のシルエットです。
振袖スタイルは、袖が長く、裾までひと続きになった和装。
帯を中心としたコーディネートで、全身がひとつの着物で構成されています。
歩くたびに袖が揺れる優雅さや、帯まわりの華やかさが魅力。
一方袴スタイルは、上半身には「振袖」または「二尺袖(小振袖)」などの短めの着物を着用し、下半身に袴を履く二部構成。
スカートのような袴が加わることで、動きやすく知的な印象に。
振袖スタイルはボリューム感がありゴージャス、袴スタイルはきりっとした佇まいで個性的――といった違いが出ます。
格の違い
伝統的な和装の格付けにおいて、振袖は格式の高い場にふさわしい衣装とされています。
特に「中振袖」は未婚女性の第一礼装であることから、成人式に振袖を選ぶ理由の一つでもあります。
一方で、袴は本来「準礼装」として使われることが多く、卒業式や式典などの場で広く用いられています。
ただし、「中振袖」や「小振袖」と袴を組み合わせたスタイルであれば、「格」の面でも十分な華やかさと礼節を保つことが可能です。
そのため「格式を大事にしつつ、自分らしさを演出したい」という方には、中振袖もしくは小振袖に袴を組み合わせるのがおすすめです。
着用シーンの違い
成人式では多くの方が「中振袖」を選びます。
特に前撮り撮影や家族写真などでは、振袖の華やかさが映えます。
卒業式では主に「二尺袖」や「小振袖」に袴を合わせたスタイルが主流。
ブーツを合わせるなど、ややカジュアル寄りのコーディネートが人気です。
このように、成人式=振袖、卒業式=袴という定番の印象がありますが、現代ではこの枠にとらわれず「自分に似合う方を選ぶ」というスタイルが主流になってきています。
成人式で袴を着るなら?選び方とコーディネートのポイント
「袴を着たいけど、どう選べばいい?」「振袖との組み合わせってどうなるの?」
そんな疑問を解決するために、ここでは成人式にふさわしい袴スタイルの選び方とおしゃれに仕上げるコーディネート術をご紹介します。
袴の色・柄選び
袴といえば落ち着いたイメージを持たれがちですが、成人式では華やかなカラーや柄付き袴を選ぶのがポイント。
赤や金など、華やかな色合いや刺繍が入ったデザインなら、会場でも華やかに映えます。
また、振袖に合わせる袴の色で、全体の印象も大きく変わるため、コントラストを意識した配色を心がけるとおしゃれ度がぐっとアップします。
合わせる着物は?二尺袖 or 振袖
袴に合わせる着物としては、「二尺袖(小振袖)」か「中振袖」が一般的です。
とくに、動きやすさを重視したい方には「小振袖+袴」の組み合わせがおすすめ。
袖が短めで、階段の上り下りや移動もスムーズに行えます。
通常、袴レンタル店では卒業式向けに小振袖(=二尺袖)の取り扱いが主流ですが、ふりそでエイトでは成人式当日のお支度にも対応しているため、中振袖のレンタルももちろん可能です。
そのため、中振袖と着付け小物をふりそでエイトでレンタルし、袴のみ別で用意するというスタイルも選べます。
一方で、「着物から袴、小物まですべてまとめてレンタルしたい」という方には、小振袖と袴がセットになった袴レンタル店のプランを選ぶのが便利です。
小物で差がつく!帯・半衿のコーデ術
袴スタイルは一見シンプルに見えますが、小物の選び方次第で華やかさや個性がぐっと引き立ちます。
とくに、半衿や帯は印象を大きく左右する大切なアイテムです。
半衿(はんえり)は、着物の襟元に重ねて見せる布。
刺繍入りや柄ものを選べば華やかな印象に、白無地を選べば清楚で上品な印象になります。
写真に映えるポイントでもあるので、全体の色味とバランスを見ながら選びましょう。
帯は袴に隠れて一部しか見えませんが、着物と袴の間からわずかにのぞく色がアクセントになります。
反対色を使えば、より洗練された印象に仕上がりますよ。
草履?ブーツ?足元の選び方
足元は「草履」か「ブーツ」かで印象が大きく変わります。
草履はよりフォーマルに、上品で王道の装いに。
ブーツは歩きやすく、レトロモダンな印象に仕上がります。
当日の移動や会場の雰囲気、着物とのバランスを見て、自分に合った方を選びましょう。
知っておきたい!成人式で袴を着る際のマナー
袴スタイルで成人式に参加するなら、装いだけでなく振る舞いのマナーも美しくありたいもの。
格式ある式典にふさわしい所作を身につけておくと、自信を持って成人の日を迎えられます。
ここでは、袴を着るときに気をつけたいマナーを3つに分けてご紹介します。
式典会場での振る舞いと写真撮影のマナー
成人式は自治体主催の正式な式典です。
友達と会えてついはしゃいでしまいそうになりますが、式典中は私語を控え、静かに過ごすのが基本です。
また、袴を着ての写真撮影では、立ち姿・座り姿・ポーズにも品が求められます。
袖や袴の裾がだらしなく見えないよう、手を添えて丁寧に扱う所作を意識しましょう。
卒業式とは違い、成人式は「大人になる」場でもあります。
大人としての自覚ある振る舞いを心がけることが、袴スタイルをより素敵に見せてくれます。
家族への事前相談と感謝を伝える気持ち
袴スタイルにすることが、ご家族にとって意外だったり、賛否が分かれる場合もあります。
そのため、事前に相談し、納得してもらうことが大切です。
「なぜ袴を選びたいのか」「どんな思いを込めているのか」などを丁寧に伝えることで、きっと応援してくれるはずです。
また、成人式は家族への感謝を伝える日でもあります。
準備やサポートをしてくれたご両親に、「ありがとう」の一言を忘れずに。
袴での立ち居振る舞いを美しく意識する
袴は動きやすい反面、着崩れしやすい一面もあります。
とくに注意したいのが、階段の昇降や椅子の立ち座り。
袴の裾を軽く持ち上げるようにして歩いたり、手すりを使って優雅に動作することを心がけましょう。
また、座るときは背筋を伸ばし、裾が乱れないように整えてから腰を下ろすと、所作が美しく見えます。
着物や袴は「姿勢」で印象が大きく変わる装い。
姿勢を意識するだけで、写真写りも格段にアップします。
成人式に袴着用についてよくある質問
成人式で袴を選びたいと考えていても、「本当に大丈夫かな?」「周りから浮かない?」といった不安はつきものです。
ここでは、袴を検討している方からよくいただくご質問にお答えします。
Q. 成人式で袴を着る人は少数派ですか?
確かに、成人式では振袖を選ぶ方が多数派ですが、袴スタイルの方も年々増えています。
最近では、「人と被りたくない」「動きやすさや個性を重視したい」という理由で袴を選ぶ方が多く、地域や会場によっては想像以上に袴姿の方が見られることも。
振袖より目立つかもしれませんが、それを魅力と捉える方にはぴったりの選択です。
Q. 卒業式用の袴や小物を成人式に使ってもいい?
デザインや色味によっては使用可能ですが、成人式らしい華やかさを意識して選ぶことが大切です。
卒業式向けの袴は落ち着いた色味が多いため、成人式にふさわしい明るめの色や刺繍入りのものを選ぶと、よりお祝いらしい雰囲気に仕上がります。
Q. 袴にはどんな髪型が似合いますか?
袴スタイルには、まとめ髪や編み込み、レトロ風アレンジなどが相性抜群。
襟元がすっきりと見えるため、首筋をきれいに見せるポニーテールスタイルが特におすすめです。
最近は、ドライフラワーや水引、金箔などの和モダンな髪飾りを取り入れたスタイルが人気。
個性を出したい方は、着物と髪飾りの色をリンクさせるとより統一感のある仕上がりになります。
Q. 袴スタイルでも寒くないですか?
1月の成人式は寒さが気になりますが、防寒対策をすれば袴スタイルでも快適に過ごせます。
防寒インナーを着込んだり、袴の下にレギンスを重ねたりすれば冷え対策も万全。
ブーツを合わせる場合は、タイツで保温性を高めることもできます。
式典会場によっては暖房が効いている場合もあるので、脱ぎ着しやすいショールや羽織を持参すると安心です。
Q. 周囲の目が気になります…
「周りから浮いてしまうかも…」という不安は、多くの方が感じるもの。
でも、成人式は“自分らしさ”を大切にする大切な日。周囲の目を気にしすぎる必要はありません。
むしろ、袴姿に「素敵だね」「似合ってるね」と声をかけてもらえることも。
大切なのは、自分がその装いに誇りを持てるかどうかです。
自信を持って選んだ袴で、晴れやかな一日を迎えましょう。
成人式振袖専門店ふりそでエイトでお気に入りの振袖を見つけて!
成人式の装いを考えるうえで、「振袖にするか袴にするか」は大きな悩みどころ。
どちらを選んだとしても、自分に似合う一着に出会えるかどうかが、思い出に残る一日をつくるカギになります。
成人式振袖レンタル専門店のふりそでエイトでは、そんなお悩みに寄り添いながら、あなたらしい“晴れ姿”をトータルでサポートしています。
振袖×袴コーデもOK!選べるスタイルが豊富
ふりそでエイトでは、第一礼装である振袖を中心に、袴と合わせたスタイルのご相談も可能です。
中振袖や二尺袖など、お好みに応じた着物の種類に加え、小物・帯・髪飾りまで含めたトータルコーディネートが可能なので、「どう選べばいいか分からない」という方でも安心です。
前撮りから当日のお支度まで、まるっとおまかせ
成人式当日は朝から準備が慌ただしくなりがちですが、ふりそでエイトなら前撮り撮影・ヘアメイク・着付けのサポート付きプランが豊富。
提携スタジオでの撮影では、プロによるヘアアレンジやポージング指導もあり、一生の記念に残る晴れ姿を美しく写真に残せます。
また、式当日のお支度も店舗や会場近くでスムーズに対応可能なので、遠方の方や初めての方にも安心してご利用いただけます。
来店予約でじっくり試着&相談
「いろいろ見てみたいけど、何から始めたらいいかわからない…」という方は、まずは店舗への来店予約がおすすめです。
スタッフが一人ひとりの希望やイメージを丁寧にヒアリングしながら、似合うスタイルをご提案いたします。
まとめ:自分らしい成人式を、袴スタイルでもっと自由に
成人式は、一生に一度の大切な節目。
「袴で出席してみたい」という気持ちを大切に、自分らしいスタイルを選んでみませんか?
振袖と袴、それぞれの魅力を理解したうえで、自分の好みや価値観に合った一着を見つけることが、心に残る成人式の第一歩です。
ふりそでエイトでは、袴スタイルも含めた幅広いご提案が可能です。ぜひお気軽に来店予約をご利用ください。