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卒業式に袴を着るのは、多くの女子大生にとって特別な思い出になりますよね。
でも、普段着慣れない袴だからこそ、「途中で着崩れてしまったらどうしよう…」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、卒業式に袴を着用する際に気をつけたい「着崩れの原因」と「予防法」、さらに万が一の「応急処置」について、シーン別に詳しくご紹介します。
大切な一日を安心して迎えるためのヒントとして、ぜひお役立てください。
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卒業式は写真撮影や移動、式典中の着席など、意外と動きの多い一日です。
特に、袴は日常ではなかなか着ることのない和装スタイル。
洋服のような感覚で動いてしまうと、思いがけないタイミングで着崩れが起きてしまうことがあります。
着崩れが起こると、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、不快感や不安にもつながります。
せっかくの卒業式を心から楽しむためにも、「どんな場面で着崩れが起きやすいのか」を事前に把握しておくことがとても大切です。
特に注意しておきたい着崩れが起こりやすいシーンは次の5つになります。
- ・階段の上り下りで裾を踏んでしまう
- ・椅子に深く腰掛ける
- ・トイレの使用時に袖や裾がずれる
- ・車の乗り降りで帯が崩れる
- ・前かがみで物を拾う/ブーツの紐を結び直す
袴の着崩れを防ぐ所作|動作別の注意点まとめ
着崩れが起こりやすい5つのシーンを問題なく過ごすためには、どのような動作を心がければよいのでしょうか?
ここでは、袴姿で美しさをキープするための、シーン別の所作のコツをご紹介します。
階段の上り下り
袴を着ているときに最も気をつけたいのが、階段の上り下りです。
- ・上り: 袴の前裾を両手でふんわりと持ち上げて、ゆっくりと昇る
- ・下り: 後ろ裾が引きずられやすいため、一段一段を丁寧に降りること
裾を持ち上げることで足元の視界が確保され、つまずき防止にもつながります。
周囲のペースに焦らず、自分のペースで行動することが大切です。
椅子に座るとき
座る姿勢によっては、袴の後ろが引っ張られて帯や腰紐がずれ、着崩れの原因になります。
- ・袴の後ろ部分を軽く持ち上げながら、浅めに腰掛ける
- ・背もたれにもたれず、背筋をまっすぐに保つ
- ・袖は膝の上に揃えて置くと上品な印象に
特に式典会場では長時間座ることも多いため、正しい座り方を意識しておくと安心です。
車の乗り降り
車での移動も、着崩れしやすいシーンのひとつです。
- ・お尻からゆっくりと座席に腰を下ろす
- ・裾を手で軽く持ち上げて、引きずらないよう調整する
- ・座席には深く座らず、浅く腰掛けるのがポイント
トイレの利用時
卒業式当日は長時間になるため、トイレを使用する場面も避けられません。
落ち着いて丁寧に動作することで、着崩れを防ぐことができます。
- ・洋式トイレを選ぶと安心
- ・袴や肌着の裾はまとめて上にあげ、袖は帯に挟むかクリップで固定
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前かがみで物を拾うとき
スマートフォンやハンカチを落としてしまったとき、つい前かがみになりがちですが…
- ・前かがみにならず、膝を軽く曲げてしゃがむように動作する
- ・袖は手で押さえて、袴や着物が床につかないよう注意する
特に屋外では、裾の汚れに直結するため、慎重な動きが大切です
着崩れてしまったときの対処法|応急処置マニュアル
どんなに気をつけていても、動作の中で思わぬ着崩れが起きてしまうことはあります。
でも大丈夫。
よくある着崩れのパターンと、それぞれに対応した応急処置の方法を知っておけば、慌てずきれいな着姿を取り戻せます。
卒業式当日に備えて、ぜひチェックしておきましょう。
衿元が広がった場合
着物の衿元がだらしなく見えてしまうと、せっかくの袴姿が台無しに。
写真撮影の前などには特に注意したいポイントです。
対処法:袴の右スリットから手を入れ、下前(したまえ)の衿を優しく引いて整える
ぐっと引きすぎると中心がずれてしまうため、左右のバランスを見ながら少しずつ調整するのがコツです。
袴が下がってきた場合
袴が腰からずり落ちてきたように感じたときは、早めの対処が重要です。
対処法:袴の脇から手を入れ、着物を押さえつつ帯と袴を一緒に持ち上げる
さらに、袴の背中部分にある「ヘラ(背板)」をしっかり差し込み、安定させます。
ヘラを入れ直すことで、袴の位置が固定され、ずり落ちるのを防げます。
ご自身で難しい場合は、付き添いの方に手伝ってもらうのも◎。
袴の紐がほどけた場合
袴の前や後ろを結んでいる紐がほどけると、袴自体が緩んでしまい非常に不安定になります。
対処法:紐をしっかり引いて蝶結びを作り直す
このとき、余った紐を上から巻いて隠すように結ぶと見た目もきれいで崩れにくくなります。
また、鏡のない場所でもできるよう、結び方を事前に練習しておくと安心です。
帯がずれてしまった場合
袴の下に結んでいる帯がゆるんでしまうと、全体のバランスが崩れ、着心地にも影響します。
対処法:帯の中央を軽く押さえて左右を均等に整える
可能であれば、帯の下に補正用のタオルを再度差し込み、緩みをカバーします。
帯が緩いままだと、動くたびに袴が下がってしまうため、気づいたら早めに直すのがポイントです。
袖や裾が汚れてしまった場合
屋外での移動やトイレ利用時など、うっかり袖や裾が汚れてしまうことも。
対処法:ハンカチやウェットティッシュで軽くたたくように拭き取る
広がりすぎた袖は、クリップなどで帯に一時固定するのもおすすめです。
完全には落とせなくても、目立たなくすることで見た目の印象をカバーできます。
着崩れを防ぐために準備すべきグッズ
袴の着崩れを防ぐためには、当日の動作に気をつけることに加え、事前にサポートアイテムを準備しておくことも大切です。
どれも簡単に持ち歩けるものばかりなので、卒業式当日にバッグに入れておくと安心。ここでは、着崩れ対策に役立つおすすめの小物をご紹介します。
着物クリップ
袖を固定したり、トイレ時に布を留めたりするのに便利。
着物や袴の袖を一時的に固定したいときに便利なのが、着物専用のクリップです。
軽くてかさばらないため、2〜3個持っておくと安心です。
ハンカチ・小さめのタオル
衿元の汗を吸収したり、急な汚れをさっと拭いたりと、ハンカチやタオルは一枚あるだけでも頼れるアイテム。
予備として2〜3枚用意しておくと、状況に応じて使い分けができます。
特に白や淡い色の袴を着る場合は、目立たない色のものを選ぶと目立ちにくくて◎です。
着崩れしにくいレンタルショップ選びのポイント
卒業式に袴を着用する際、多くの方がレンタルショップを利用されますが、実は「どのショップを選ぶか」が着崩れを防ぐ大切な要素のひとつになります。
着付けは見た目の美しさだけでなく、一日を通して快適に過ごせるかどうかにも関わる重要なポイントです。
着崩れしにくく、美しい袴姿を保つためには、以下の点を意識してショップを選びましょう。
プロによる着付けサービスがあるか
まずチェックしたいのが、「着付けのプロが対応してくれるかどうか」です。
袴の着付けは見た目を整えるだけでなく、長時間座ったり歩いたりしても崩れにくくするために、補正や帯の位置などをしっかり調整する必要があります。
経験豊富なスタッフであれば、そうした細かな調整も的確に行ってくれるため、安心して一日を過ごすことができます。
また、プロによる着付けは苦しくなりにくく、動きやすいのも特徴。
緩すぎず、きつすぎない絶妙な加減で仕上げてくれるので、長時間の式典でも安心です。
着付けに使用する小物や補正具の質
次に注目したいのは、着付けに使われる小物や補正具の「質」と「種類」です。
腰ひもや伊達締め、補正タオル、着物クリップなど、見えない部分の道具がしっかりしているかどうかで、着崩れのしやすさは大きく変わります。
「卒業式袴専門店「ハカマエイト」のようにレンタルプランに必要な小物がすべて含まれている店舗もありますが、中には別途料金が発生するケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
質の良い小物を使ってもらえるか、そして使い方について丁寧に説明してもらえるかも重要なポイントです。
当日サポートの有無
「万が一、着崩れてしまったらどうしよう…」という不安を感じる方も多いと思います。
そんな時に心強いのが、当日のサポート体制が整っているかどうかです。
たとえば、提携している美容室やスタッフが現地にスタンバイしているショップであれば、すぐに対応してもらえる可能性があります。
また、「卒業式袴専門店「ハカマエイト」では、万が一着崩れてしまった場合でも、店舗に戻っていただければその場でお直しの対応が可能です。
こうした柔軟なサポート体制があるショップを選ぶことで、当日の安心感がぐんと高まります。
事前に丁寧な説明があるか
初めて袴を着る方にとって、「トイレの使い方」や「階段の昇り降りのコツ」など、細かい所作はわからないことだらけです。
そのため、試着時や事前カウンセリングの際に、こうしたポイントを丁寧に説明してくれるショップは、信頼できる証拠です。
ちょっとした不安や疑問にも親身に答えてくれる対応力のあるお店なら、当日も安心して任せることができますし、心に余裕を持って卒業式に臨めます。
卒業式袴専門店ハカマエイトならプロの着付けで着崩れ安心!
袴姿を一日中きれいに保つためには、何よりも最初の着付けの質がとても重要です。
どれだけ丁寧に動作に気をつけても、着付けが甘いとすぐに着崩れてしまうことも。
だからこそ、信頼できる専門店を選ぶことが、安心して卒業式を迎える第一歩になります。
「卒業式袴専門店「ハカマエイト」では、経験豊富なプロの着付けスタッフが対応。
袴の高さや補正の入れ方など細部まで丁寧に仕上げ、式典中の長時間の着席や移動にも耐えられるよう工夫が施されています。
- ・美しいシルエットが長時間持続
- ・動いても崩れにくい安定感のある着付け
- ・締めつけすぎず快適に過ごせる工夫
また、当日は「着崩れが心配…」という方のために、オプションプランや事前の行動ガイド、そして万が一のトラブルにも対応できるサポート窓口をご用意。
着物に慣れていない方でも、安心して一日を過ごしていただけます。
「卒業式袴専門店「ハカマエイト」なら、見た目の美しさはもちろん、安心感もしっかりサポート。大切な一日を、最高の袴姿でお過ごしください。
まとめ|袴の着崩れ対策で、卒業式をもっと素敵な思い出に
初めての袴は楽しみな反面、着崩れの不安もつきもの。
でも、事前の準備やちょっとした動作の工夫、万が一のときの応急処置を知っておけば、当日も安心して過ごせます。
プロの着付けが受けられるレンタル店を選ぶことも、きれいな着姿を保つための大切なポイントです。
大切な卒業式を、自分らしく美しく迎えましょう。