
目次
- 1 卒業式に着物で参列する母親は多い?着物着用のメリット
- 2 卒業式で母親が着る着物の種類と格を知ろう
- 3 卒業式にふさわしい着物の色・柄の選び方
- 4 着物に合わせる帯・小物・髪型のマナー
- 5 やりすぎ注意!母親の着物コーディネートで避けたいNG例
- 6 着物レンタルを活用するメリットと選び方
- 7 卒業式の母親の着物に関するよくある質問(FAQ)
- 8 ハカマエイトなら卒業式の前撮りでお母様の訪問着がレンタル無料に!
- 9 まとめ:品格ある着物姿で、晴れの日を美しく
大学卒業という大切な節目に、母親としてどのような着物を選べばよいか迷っていませんか?
格式ある場にふさわしい着物の種類や格、小物の選び方、控えめで上品な色柄の選定など、気になるポイントは多いもの。
本記事では、卒業式にふさわしい母親の着物について、基本のマナーからNG例、上手なレンタル活用法までを丁寧に解説。
気品ある着物姿で、晴れの日を美しく彩るためのヒントをお届けします。
卒業式に着物で参列する母親は多い?着物着用のメリット
卒業式に着物で参列するお母様は、近年ますます増えています。
とくにお嬢様が袴を着用する場合は、親子で和装を揃えることで、より一層統一感のある美しい記念写真を残すことができます。
着物は、格式ある式典にふさわしい正装のひとつ。
フォーマルでありながら、女性らしいやわらかさと品格を演出できるのが最大の魅力です。
スーツスタイルと比べても、やや特別感があり「きちんと感」や「晴れの日を大切に思う気持ち」が伝わります。
また、写真に残るシーンが多い卒業式においては、着物ならではの優美さが映えることもポイント。
写真を見返すたびに、お子様にとっても「母の凛とした姿」が深く印象に残るはずです。
卒業式で母親が着る着物の種類と格を知ろう
お子様の卒業式という晴れの舞台には、母親としてふさわしい装いで臨みたいもの。
着物を選ぶ際には、種類や格に応じて適切なものを選ぶことが大切です。
ここでは、卒業式に適した着物の代表的な種類と、それぞれの格についてご紹介します。
訪問着:華やかさと上品さを兼ね備えた定番の一枚
卒業式で最もよく選ばれているのが「訪問着」です。
柄が縫い目をまたいで描かれているのが特徴で、格式がありながらも華やかさが調整しやすいため、卒業式の場に最適です。
色柄のバリエーションも豊富で、控えめながらも華やかに装いたい方におすすめです。
色無地:落ち着いた印象を与える上品な装い
一色で染められた「色無地」は、無地でありながら格式のある着物です。
特に一つ紋や三つ紋が入った色無地は「準礼装」とされ、卒業式のようなセミフォーマルな場にもふさわしい選択肢となります。
訪問着よりも控えめで落ち着いた印象を求める方に人気です。
付け下げ:訪問着に近い格を持つやさしい印象の着物
「付け下げ」は、柄が縫い目をまたがず上下方向に流れるように配置されているのが特徴です。
訪問着に比べてやや控えめな印象ですが、格としてはほぼ同等とされています。
模様の位置がスッキリとしており、やわらかく上品な印象を演出したい方にぴったりです。
NG例:黒留袖・振袖は避けましょう
卒業式では、TPOに合わない着物は避けるべきです。
たとえば、黒留袖は結婚式など親族の正礼装として着られるもので、卒業式には不向きです。
また、振袖は未婚女性の第一礼装であり、母親の立場で着るには適していません。
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フォーマルすぎる装いは、かえって場にそぐわない印象を与えることもあるため注意が必要です。
卒業式にふさわしい着物の色・柄の選び方
着物の印象を大きく左右する「色」と「柄」。
お母様が卒業式に出席する際は、控えめながらも上品な色合いと、落ち着いた柄を選ぶことが重要です。
主役はあくまでお子様。
お祝いの気持ちが伝わるような装いを心がけましょう。
落ち着きと華やかさを兼ねる色選びがポイント
卒業式の装いには、落ち着いたトーンの色が基本とされます。
淡いピンクや薄紫、グレージュ、水色、薄緑など、春の訪れを感じさせるやさしい色合いが人気です。
これらの色は、女性らしいやわらかさを演出しつつ、派手になりすぎず、品の良い印象に仕上がります。
季節感と品格を意識した柄選び
卒業式は春の行事であることから、柄には季節感が感じられるものを選ぶのが理想的です。
桜や梅、椿などの春の花、または吉祥文様(松竹梅、鶴、亀甲、宝尽くしなど)など、お祝いの意味が込められたモチーフが好まれます。
また、柄の配置にも注目を。裾を中心とした控えめな柄行きの着物は、全体的に落ち着いた印象を与え、母親らしい上品さを引き立ててくれます。
主役とのバランスを意識したコーディネートを
お嬢様が鮮やかな袴姿である場合、お母様の着物はあえて控えめな色柄を選ぶことで、親子揃って調和の取れた印象になります。
着物の色が被ってしまうのを避けるためにも、事前にお子様の装いと合わせて検討するのが理想的です。
着物に合わせる帯・小物・髪型のマナー
着物姿をより一層引き立てるためには、帯や小物、髪型まで含めたトータルコーディネートが重要です。
とくに卒業式のような改まった場では、「品よく、控えめに」を意識することが、母親らしい装いにつながります。
ここでは、それぞれのアイテムごとの基本的なマナーや選び方をご紹介します。
帯の選び方:主張しすぎず、上品にまとめる
着物に合わせる帯は、着物の格に応じたものを選ぶことが基本です。
訪問着には袋帯、色無地や付け下げには名古屋帯や略式の袋帯がよく合います。
金銀が入った帯も使用できますが、あまりに華やかなデザインやキラキラした質感のものは、卒業式という場には少々浮いてしまうことがあります。
あくまで「上品さ」を優先に、着物全体とのバランスを見ながら選びましょう。
帯の色味は着物と同系色または淡い差し色にすると、統一感のある洗練された印象に仕上がります。
小物選びのポイント:統一感と控えめな華やかさ
帯締め・帯揚げ・草履・バッグなどの小物も、コーディネート全体の印象を大きく左右します。
基本は着物と帯に調和する色味・質感を選び、あくまでも引き立て役として控えめにまとめるのが大人のマナーです。
草履とバッグはセットで選ぶと統一感が出やすく、フォーマル感も演出しやすくなります。
バッグは小ぶりな和装用を、草履は高さを抑えた安定感のあるものを選ぶと安心です。
ブランドロゴが目立つような洋装用のバッグなどは、格式ある着物との相性が悪いため避けましょう。
髪型とメイク:清潔感と上品さを大切に
髪型は、シンプルなまとめ髪が基本です。
夜会巻きやシニヨンなど、すっきりと顔まわりが整ったスタイルが好まれます。
華美な飾りや派手なヘアアクセサリーは避け、小ぶりなかんざしやパールなどを選ぶと、上品さが引き立ちます。
メイクも同様に、ナチュラルで清潔感のある仕上がりを心がけましょう。
濃いアイメイクや派手なリップカラーは避け、肌馴染みの良い色味で整えることで、着物の美しさがより際立ちます。
やりすぎ注意!母親の着物コーディネートで避けたいNG例
卒業式に着物で参列する際は、「品よく、控えめに」が基本のマナーです。
しかし、せっかくの特別な日だからと気合いが入りすぎてしまい、かえって場にそぐわない装いになってしまうことも。
ここでは、卒業式という場で避けたいNGコーディネートを具体的にご紹介します。
派手すぎる色・柄の着物は控えましょう
赤や濃いピンク、金の多い色柄の着物は、華やかすぎて目立ってしまいがちです。
お母様の装いはあくまでも“引き立て役”。
主役であるお子様よりも目立つような色合いは、卒業式の場にはふさわしくありません。
また、大柄すぎる模様も派手な印象を与えやすいため注意が必要です。
桜や梅など季節感のある小柄や裾に控えめに入った模様の方が、上品で落ち着いた印象になります。
季節感に合わない柄は避けるのが基本
柄選びでは、季節感にも気を配りましょう。
たとえば紅葉や雪の結晶など、秋冬のモチーフが入った着物は、春の行事である卒業式には不向きとされます。
着物には「季節を着る」という考え方がありますので、桜・若葉・流水文様など春らしさを感じる柄が安心です。
TPOを外れた礼装は避ける
黒留袖や振袖といった、場に合わない格の着物も避けたいポイントです。
黒留袖は既婚女性の第一礼装で、結婚式など親族行事での着用が一般的。
卒業式では重すぎる印象になってしまいます。
また振袖は未婚女性の第一礼装。
お母様が着るのはTPOを外す行為となり、マナー違反と受け取られる場合もあります。
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着物レンタルを活用するメリットと選び方
「着物を持っていない」「久しぶりの着物で不安」「準備やコーディネートに自信がない」
そんな方にこそおすすめしたいのが、着物レンタルの活用です。
とくに卒業式シーズンは、お母様向けの上品な訪問着や色無地のラインナップが豊富に揃っており、手軽に美しい装いを叶えることができます。
一式そろって安心。準備の手間が少ないのが魅力
レンタルなら、着物本体はもちろん、帯・長襦袢・草履・バッグ・小物一式がセットになっていることが多く、トータルでコーディネートされた状態で受け取れるのが大きなメリットです。
自分で揃える必要がないため、忙しい方や着物に不慣れな方でも安心して利用できます。
また、着付け・ヘアセットがセットになったプランも用意されていることが多く、当日の支度もスムーズ。
式場近くの提携美容室や会場内での支度サービスを選べば、移動の負担も少なくなります。
母親にふさわしい着物を選ぶ際のチェックポイント
レンタルを選ぶ際には、以下の点に注目すると失敗がありません。
・訪問着・色無地の品ぞろえが充実しているか
・サイズ展開の豊富さ
・着付け・ヘアメイクのサービス有無
・返却方法や期間の柔軟さ
・店頭試着が可能な場合は利用を
卒業式の母親の着物に関するよくある質問(FAQ)
卒業式という特別な場にふさわしい着物姿を目指すなかで、具体的なマナーや選び方に関して疑問や不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、よくあるご質問にお答えしながら、安心して準備を進めていただけるよう解説します。
Q1. 卒業式で母親が着物を着るのはマナーとして必要ですか?
A. 必須ではありません。
ですが、着物で参列するお母様は年々増えており、「きちんと感」「品のある佇まい」が印象的と好評です。
スーツよりもフォーマルで特別感があり、お子様の記念写真にもしっかりと映えるため、思い出に残る選択肢としておすすめです。
Q2. 訪問着と色無地、どちらが卒業式に適していますか?
A. どちらも卒業式にふさわしい着物です。
華やかさと品格を両立したい場合は訪問着を、控えめで落ち着いた印象を演出したい場合は色無地がおすすめです。紋の有無や色味によっても印象が変わりますので、ご自身の好みと式の雰囲気に合わせて選びましょう。
Q3. 黒留袖は卒業式に着ても大丈夫ですか?
A. 黒留袖は既婚女性の第一礼装ではありますが、卒業式では格式が高すぎてやや場に合いません。
結婚式など親族の正式な儀礼の場に着用するのが一般的です。卒業式には、もう少し軽やかで柔らかい印象の訪問着や色無地の方が適しています。
Q4. 着物をレンタルするとき、帯や小物もセットで借りられますか?
A. はい、多くのレンタルプランでは帯や草履、バッグ、帯締め、帯揚げなどが一式セットになっています。
自分で小物を揃える手間が省けるため、着物初心者の方でも安心して利用できます。
Q5. 卒業式の着物に合わせる髪型はどんなものが良いですか?
A. すっきりとまとめたシニヨンや夜会巻きなど、清潔感のある上品なまとめ髪がおすすめです。
過度に華美なヘアアクセサリーは避け、パールやかんざしなど控えめな装飾で整えると、着物の美しさがより引き立ちます。
ハカマエイトなら卒業式の前撮りでお母様の訪問着がレンタル無料に!
ハカマエイトでは、卒業式を迎えるお嬢様とそのご家族の記念日を、より華やかに、そして心に残るものにするための特別なサービスをご用意しています。
そのひとつが、「前撮撮影ご利用でお母様の訪問着を無料レンタルできる特典」です。
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お嬢様と一緒に、記念に残る一枚を
前撮撮影では、プロのカメラマンによる撮影に加え、着付け・ヘアメイクがセットになっており、当日の慌ただしさから離れて、ゆっくりと記念写真を撮影することができます。
このプランをご利用いただくと、お母様の訪問着も無料でレンタルいただけるため、親子揃って和装姿での撮影が叶います。
「娘の卒業記念に、和装で並んだ写真を残したい」とお考えの方にとっては、非常に嬉しい特典です。
着物レンタル一式・着付け・ヘアセットが含まれており、面倒な準備も不要。
着物に不慣れな方でも安心してご利用いただけます。
まとめ:品格ある着物姿で、晴れの日を美しく
お子様の門出を祝う卒業式は、お母様にとっても大切な節目の日。
着物という日本の伝統衣装をまとうことで、場にふさわしい品格とあたたかな想いが自然と表れます。
訪問着や色無地を中心に、色柄・小物・髪型にまで心を配ることで、母親らしい落ち着きと美しさを演出できます。
ぜひレンタルも上手に活用しながら、ご自身に合った装いで晴れの日をお迎えください。