
目次
小学校の卒業式は、子どもにとっても保護者にとっても一生に一度の大切な節目です。
「どんな服装を選べばいいの?」「袴を着せても大丈夫?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、小学生の卒業式にふさわしい服装の種類や最新トレンド、袴を選ぶ際の注意点、ワンピースやスーツの選び方まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
保護者とのバランスや当日の持ち物チェックもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
小学生の卒業式の服装、最近のトレンドは?
小学生の卒業式でどんな服装を選ぶべきか、近年大きな変化が見られます。
昔ながらのスーツやワンピースに加えて、袴を着る女子児童が増えているのが特徴です。
ここでは、人気が高まっている袴スタイルや、根強い支持を受ける洋装、そして学校ごとに異なるルールについて解説します。
袴スタイルが人気上昇中
ここ数年、小学生の卒業式では「袴スタイル」を選ぶ女子が急増しています。
かつては中学校や高校、大学の卒業式で定番だった袴ですが、今では小学生にも人気が広がりつつあります。
その背景には、テレビドラマや映画、雑誌での特集、さらには人気アイドルやモデルの影響が大きいといわれています。
「袴を着ると大人っぽく見える」「写真映えして記念に残る」という声が多く、インスタグラムなどSNSでの発信をきっかけにトレンドとして定着しました。
また、最近はレンタル専門店が小学生向けの袴プランを充実させており、着付けや小物、ブーツまで一式が揃うセットが増えているため、保護者にとっても準備がしやすくなっています。
こうした利便性の高さも、袴人気が高まる理由のひとつです。
洋装(ワンピース・スーツ)も根強い人気
一方で、動きやすさや安心感を重視して「ワンピース」や「スーツ」を選ぶ家庭も少なくありません。
普段から着慣れている洋服であれば、卒業式当日もリラックスして過ごすことができるうえ、式後の謝恩会や食事会などにも対応しやすいのが魅力です。
価格面でも袴レンタルに比べると手頃なことが多く、兄弟姉妹や親戚のお下がりを活用できる場合もあります。
また、学校によっては洋装の子どもが多数派となるケースもあり、特に公立小学校ではワンピースやスーツを選ぶ傾向が根強く続いています。
派手すぎないデザインや落ち着いた色合いを選べば、フォーマルな場にふさわしい上品さを演出できます。
地域や学校のルールによる違い
ただし、卒業式の服装トレンドには地域差や学校の方針も大きく関わってきます。
都市部では袴を着る児童が比較的多く見られるのに対し、地方では洋装中心という地域もあります。
また、学校によっては「袴はNG」とルールを定めている場合もあります。
理由としては、式当日の移動や階段での上り下りがしにくいことや、トイレ利用の不便さなど、安全面への配慮が挙げられます。
さらに「式典の主役は子ども全員であるため、華美になりすぎないように」といった学校側の判断もあります。
そのため、袴を希望する場合は事前に学校へ確認しておくことが大切です。
家庭の希望と学校の方針をすり合わせたうえで、安心して式に臨める服装を選ぶのが理想といえるでしょう。
卒業式で着る服の種類と特徴
小学生の卒業式で選ばれる服装は大きく分けて、袴・ワンピース・スーツ・制服の4種類があります。
それぞれに特徴やメリットがあり、学校の雰囲気や家庭の考え方によって選び方も変わります。
代表的な服装の特徴を比較しながらご紹介していきます。
袴スタイル
卒業式の華やかさを演出したい方に人気なのが、着物に袴を合わせたスタイルです。
凛とした印象と写真映えの良さから、記念に残る一着として選ばれることが多くなっています。
ただし、着付けが必要で移動やトイレの際に不便を感じることもあるため、事前にシミュレーションしておくと安心です。
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ワンピース
比較的カジュアルで着やすいのがワンピーススタイルです。
清楚で上品なデザインを選べば、式典にもふさわしい装いになります。
普段着慣れているため子どももリラックスして過ごせるのが大きなメリットです。
また、価格も手頃で兄弟姉妹や親戚からのお下がりを活用できる場合もあります。
ただしシンプルすぎると地味に見えることもあるため、リボンやアクセサリーで華やかさをプラスするとよいでしょう。
スーツ(女子)
ジャケットにスカート、あるいはパンツを合わせた女子用スーツは、きちんと感と大人っぽさを両立できる王道スタイルです。
色はネイビーやグレーが多く、清潔感とフォーマルさを兼ね備えています。
丈感やサイズ感によっては「大人の服を借りて着ている」印象になりやすいため、子どもに合ったサイズを選ぶことが大切です。
スーツ(男子)
男子の場合はジャケットにシャツとネクタイを合わせた正統派スーツが定番です。
シンプルですが、卒業式というフォーマルな場にふさわしく安心感があります。
ただし、女子が袴で華やかに着飾るケースが増えているため、並ぶとやや地味に見えてしまうことも。
ネクタイや靴下の色で少し遊び心を出すとバランスがとれます。
制服(中学校のもの)
一部の地域や学校では、進学予定の中学校の制服をそのまま着て卒業式に出る習慣があります。
新しい生活への期待感を表すことができ、費用面でも非常に合理的です。
ただし地域差が大きいため、必ず学校側の方針を確認しておく必要があります。
袴スタイルを選ぶ際のポイント
小学生の卒業式で人気が高まっている袴スタイルですが、見た目の華やかさだけで選んでしまうと「サイズが合わない」「動きにくい」などのトラブルにつながることもあります。
ここでは、失敗しない袴選びのために知っておきたいポイントを整理しました。
サイズと身長のバランスを確認
袴は腰の位置で履くため、洋服のスカートやパンツとは丈感の基準が異なります。
身長によって適切な袴丈が変わり、短すぎても長すぎても美しいシルエットになりません。
特に小学生の場合は体格差が大きいため、実際に試着して丈を合わせるのが安心です。
また、袖丈や裾の長さ、さらにブーツや草履とのバランスも重要です。
動いたときに裾を踏んでしまわないか、写真を撮ったときに全体がすっきり見えるかを確認しておきましょう。
袴はレンタルがおすすめ
「一生に一度の小学校卒業式だから」と購入を検討する方もいますが、実際には一度しか着ないことがほとんど。
保管や管理の手間もかかるため、レンタルの方が圧倒的に合理的です。
最近は、小物や着付け、ヘアセットまで含まれた便利なプランも増えており、必要なものが一式そろっているので安心です。
店舗でのレンタルはスタッフに相談しながら選べるメリットがあり、ネットレンタルなら自宅に届く手軽さがあります。
それぞれの特徴を比べて選ぶと良いでしょう。
学校によっては「袴NG」の場合も
袴を着せたいと考えていても、学校によっては禁止されていることがあります。
理由は主に安全面で、階段の上り下りや移動がしにくいこと、トイレの不便さなどが挙げられます。
また、学校側が「華美になりすぎないように」という配慮から洋装を推奨する場合もあります。
せっかく準備しても当日着られない、ということがないよう、必ず事前に学校へ確認することが大切です。
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写真映えするデザイン選び
桜や梅などの古典的な花柄は王道の華やかさがあり、思い出に残る卒業式らしい雰囲気を演出できます。
一方で、パステルカラーやシンプルなモダン柄を選べば、個性を出しつつイマドキな雰囲気に。
帯や小物、ブーツの色を工夫することで、さらにオリジナリティのあるコーディネートが楽しめます。
写真に残したときにどんな雰囲気にしたいかを意識して選ぶと、満足度の高い一着に出会えるでしょう。
ワンピース・スーツ派の選び方とコーデの工夫
動きやすさや着慣れている安心感から、ワンピースやスーツを選ぶ家庭も多くあります。
フォーマルな場にふさわしい清楚さを大切にしながら、地味になりすぎない工夫をするのがポイントです。
この章では、色やデザイン、小物を使った華やかさの出し方など、ワンピース・スーツ派のための選び方とコーディネートのコツをご紹介します。
カラーは落ち着きと清潔感を重視
卒業式にふさわしい色合いは、ネイビーやグレー、ブラックなどのベーシックカラーが中心です。
これらの色は清楚で上品に見えるため、式典にぴったりです。
また、近年はパステルカラーや白を取り入れるケースも増え、やわらかく可愛らしい雰囲気を演出できます。
大切なのは「派手すぎないこと」と「清潔感があること」。
子どもらしさを残しつつ、大人びた印象になりすぎない色を選ぶとバランスが良くなります。
デザインはシンプル+上品が基本
ワンピースを選ぶ場合は、膝丈前後のAラインやプリーツ入りなど、シンプルながらもフォーマル感があるデザインがおすすめです。
装飾が少なくても、シルエットや素材感で上品に見えるものを選ぶと安心です。
スーツの場合は、ジャケットとスカートのセットアップが定番。
パンツスタイルは動きやすく、活発なお子さまにも適しています。
丈感やサイズが合わないと「借り物感」が出てしまうため、必ず試着をしてジャストサイズを選びましょう。
小物やアクセサリーで華やかさをプラス
洋装はシンプルな分、どうしても地味に見えやすい傾向があります。
そのため、小物やアクセサリーで華やかさを加えるのがおすすめです。
例えば、胸元にコサージュをつけたり、ヘアアクセサリーで華やかさを演出したりすることで、一気にお祝いらしい印象になります。
靴や靴下にも工夫を取り入れ、黒のローファーに白いハイソックスを合わせるだけでも式典らしさが出ます。
さりげなくリボンやパールを取り入れるのも素敵です。
季節感と防寒対策も意識
卒業式が行われる3月はまだ肌寒い日が多い時期。
スーツやワンピースを選ぶ場合も、カーディガンやボレロ、コートを用意しておくと安心です。
室内と屋外で温度差があるため、羽織りものは必須。
防寒しつつもフォーマル感を損なわないアイテムを選びましょう。
保護者の服装とのバランスも考えよう
卒業式はお子さまが主役の大切な節目ですが、家族で並んで写真を撮ることを考えると、保護者の服装とのバランスも無視できません。
母親・父親がどんな服装を選ぶかで、全体の雰囲気や写真の印象が変わることもあります。
この章では、保護者が意識しておきたい服装のポイントをご紹介します。
写真に映る「統一感」を意識する
子どもが袴を着る場合は、母親も訪問着やセレモニースーツなど、ある程度フォーマル感のある装いを選ぶと写真に統一感が出ます。
逆に子どもがスーツやワンピースでシンプルにまとめるなら、保護者も落ち着いた洋装で合わせるとバランスが良くなります。
卒業式は家族にとっても記念日。
写真に残ったときの見え方をイメージして服装を選びましょう。
主役はあくまで子ども
式典の主役はお子さまです。
母親が派手な色や華美な装飾を身に着けすぎると、子どもの存在感を損なってしまうこともあります。
黒やネイビー、ベージュといった落ち着いた色合いをベースにしつつ、コサージュやアクセサリーで控えめな華やかさを加える程度がおすすめです。
父親も黒やダークグレーのスーツにネクタイを合わせるのが基本。
ネクタイで少し明るい色を取り入れる程度が程よいアクセントになります。
季節感と機能性を忘れずに
3月の卒業式はまだ肌寒いことも多いため、防寒対策は必須です。
ただしコートやショールなども式典にふさわしい上品なものを選ぶと安心です。
長時間の式典では椅子に座ることも多いため、しわになりにくい素材や動きやすさも意識すると快適に過ごせます。
卒業式当日の注意点と持ち物チェック
卒業式当日は、式典そのものだけでなく移動や写真撮影、寒さ対策など、意外と準備しておきたいことが多いものです。
特に袴スタイルの場合は、着崩れや靴の履き心地など事前に注意しておかないと当日に困ることもあります。
この章では、スムーズに卒業式を迎えるための注意点と、持っておくと安心なアイテムをご紹介します。
袴スタイルの注意点
袴を着る場合は、まず着崩れ対策が大切です。
腰紐や伊達締めの締め具合が緩いと式の途中で裾が下がってきてしまうことも。
事前にしっかり確認し、必要であれば補強できる小物を持参すると安心です。
また、草履やブーツは新品をいきなり履くと靴擦れの原因になりやすいので、事前に少し慣らしておきましょう。
さらに、トイレに時間がかかるため、余裕をもって動けるようにスケジュールを調整しておくのがおすすめです。
洋装でも快適さを意識
ワンピースやスーツの場合でも注意点はあります。
長時間座っても疲れにくい靴を選んだり、座ったときにスカートの丈が短くなりすぎないか確認しておくことが大切です。
子どもが自分で着脱しやすい服装にしておくと、式後の食事会や移動のときにもスムーズです。
寒さ・移動対策を忘れずに
3月の卒業式はまだ冷え込むことが多いため、防寒アイテムは必須です。
袴やスーツの上に羽織れるフォーマルなコートやストールを準備しましょう。
会場と外の温度差を考え、着脱しやすいアイテムが便利です。
移動時は裾を踏んで転ばないように気をつけ、写真撮影の際は裾や袖の形を整えてから臨むと、きれいな記念写真が残せます。
持ち物チェックリスト
・ハンカチ、ティッシュ(感動の涙や写真前の身だしなみに)
・安全ピンや腰紐(着崩れ時の応急処置に便利)
・絆創膏(靴擦れ対策)
・替えの靴下やストッキング
・カイロや膝掛け(防寒用)
・カメラやスマホ(充電確認も忘れずに)
【よくある質問】小学生の卒業式についてのQ&A
小学生の卒業式の服装については、保護者の方からさまざまな質問をいただきます。
袴を着てもよいのか、スーツやワンピースとの割合はどうなのか、準備はいつから始めるべきかなど、気になるポイントは多いものです。
ここでは、特にご相談の多い質問をQ&A形式でまとめました。
Q. 小学生でも袴を着ていいんですか?
A. 学校の許可があれば問題ありません。
近年は多くの小学校で袴姿が見られるようになっていますが、学校によっては禁止されている場合もあります。
式の雰囲気や安全性を考慮して判断されているため、必ず事前に学校へ確認しておきましょう。
Q. 袴とスーツ、どちらが多いですか?
A. 地域や学校によって傾向は異なります。
都市部では袴を選ぶ子どもが年々増えていますが、地方ではワンピースやスーツが主流というケースもあります。
学校の雰囲気やクラスでの多数派を参考に、無理のない範囲で選ぶのがおすすめです。
Q. 袴を選ぶ場合、準備はいつから始めるべきですか?
A. 1年前からの準備が安心です。
人気の柄やサイズは早い時期に予約で埋まってしまうため、余裕をもって探すのがおすすめです。
特にレンタルを利用する場合は、春頃ごろから下見を始めておくと安心。
前撮りやヘアセットを含めたプランも検討しておくとスムーズです。
Q. 男の子の服装はどうすればいいですか?
A. 基本はスーツやブレザーが無難です。
男の子の場合は女子ほどバリエーションがなく、ジャケット+シャツ+ネクタイの組み合わせが主流です。
シンプルですが、靴下やネクタイの色で少し個性を出すと華やかになります。
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さらに、経験豊富なスタッフがサイズやコーディネートを丁寧にアドバイスいたします。
また、前撮り撮影付きプランを選べば、卒業式当日だけでなく思い出を写真という形でしっかり残せるのも大きな魅力です。
まとめ
小学生の卒業式の服装は、袴・ワンピース・スーツなど多彩な選択肢があります。
大切なのは、お子さまの個性や学校の方針に合った一着を選ぶこと。
そして当日は快適に過ごせるよう、準備やサイズ調整も欠かせません。
卒業式袴レンタル専門店「ハカマエイト」なら、豊富な袴ラインナップと安心のサポート体制で、ご家族の理想を形にできます。
ぜひ来店予約をして、思い出に残る卒業式を迎えてください。