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卒業式に袴を着るのが定番になっていますが、袴レンタルを検討中のお嬢様は袴下帯(はかましたおび)が何かご存知でしょうか。
卒業式の袴レンタルを扱うハカマエイトではよく、
「袴下帯って何?」「浴衣の帯と一緒?」「成人式の時に使った帯じゃダメ?」とお嬢様方からご質問をいただきます。
今回は、これから卒業式の袴をレンタルされるお嬢様に向けて、袴用の小物の1つ「袴下帯」のご説明はもちろん、袴のプロがコーディネートしたおススメの組み合わせや、選び方のポイント、お得なレンタルプランをご紹介いたします。
袴姿の重要なアクセントになる袴下帯は、オシャレな袴姿を求めるイマドキのお嬢様必見です!
袴に合わせる袴下帯って何?
卒業式で初めて袴を着るお嬢様のために、まずは「袴下帯とは何なのか」についてご説明します。
袴下帯とは、日本人女性が袴を着る時に使う帯の種類です。
「袴帯」や「半幅帯」と呼ばれることもあります。
ですので、成人式で使う振袖を着る時の帯とは別物になります。
サイズ感でいえば、一般的な帯の幅が30cmほどになりますが、袴下帯はその半分の15cmほどです。
長さは3.6m~3.8mが好まれ、短すぎると着付けにくく長すぎると不格好になってしまいます。
写真で見ると、袴の上から1cm~3cmほど見えるのが袴下帯です。
正面から見るとほんの少ししか見えませんが、袴下帯の色味が違うだけで袴姿全体の雰囲気がガラッと変わるほど重要な小物になります。
また、横を向いた時に袴のサイドから袴下帯が大きく見えるので、コーディネートの要なのです。
袴下帯のデザインは、お店によってかなり差があるので袴レンタル時に確認されると良いでしょう。
無地のリバーシブルタイプの袴下帯が鉄板ですが、中にはお花柄や古典柄のデザインを取り扱っているお店もあります。
また、浴衣用の帯を使うこともできます。
その際は、しっかりと厚みがあるか、長すぎないか、を注意してご確認ください。
特に最近の浴衣用の帯で流行している兵児帯(へこおび)は、柔らかくひらひらとした生地感のため、袴下帯にはお使いいただけません。
気に入っている帯がある場合は、一度着付けをお願いするお店に袴下帯として使用できるか確認してみましょう。
卒業式での袴と帯のおすすめの組み合わせ
袴下帯について知ったところで、次は実際に袴と袴下帯の組み合わせを見ていきましょう。
黄色、紫、緑の色別で、それぞれ4商品をご紹介いたします。
目線を集める黄色の帯を卒業式の袴に
まずは黄色の袴下帯を選んだ袴姿です。
ピンク色、白色、緑色、グレーと、どんな地色の着物にも似合うのが黄色の袴下帯。
どの袴姿も黄色い袴下帯が目を引きつけて、明るく華やかな印象を感じさせますよね。
一着ずつ着物や袴と袴下帯の組み合わせを見ていきましょう。
早速、左端のお写真から見ていきましょう。
春らしさを感じる桜色のピンクは黄色と合わせると活発な雰囲気になりますし、袴が黄色いグラデーション染めになっているためトーンの違う黄色を楽しめます。
袴下帯に小桜の模様が入っているところもポイント。
着物のデザインとお揃いで春らしさを更に押しています。
黄色い袴下帯を合わせたこちらの2着目は、着物も袴も白色。
同系色の着物と袴の間に明るい黄色の袴下帯を持ってきたことで、メリハリのついたコーディネートとなっています。
黄色があまり好みじゃない、という方でこちらの着物と袴を着たい方は、赤や黒の袴下帯を合わせてみても良いでしょう。
3着目にご紹介する袴姿は、緑色の着物と白い袴に黄色い袴下帯を選んでいます。
レトロでナチュラルな印象の袴姿ですね。
着物のアクセントカラーである黄色と同じ色の袴下帯を持ってきて、さりげないお洒落感と統一感を出しています。
黄色い袴下帯が選ばれた最後の袴姿はこちらです。
旬の淡いグレー系の着物にチャコールグレーの袴と黄色い袴下帯。
青みを感じるグレー系の着物と袴に、黄色い袴下帯が引き立てられて印象深いコーディネートになっています。
おとなっぽコーデが完成する紫の帯
さて、次は大人レディな雰囲気が出せる紫色の袴下帯の組み合わせです。
卒業式の袴姿で大人っぽく、更に女の子らしさも出したい方は注目です。
それでは、引き続き1着ずつ着物や袴と袴下帯を見ていきましょう。
紫色の袴下帯を使った1着目の組み合わせはこちら。
明るい茶色地の着物にクリーム色から茶色にグラデーション染めされた袴。
差し色に選ばれた紫色の袴下帯が、ピンク色の百合の花を引き立てます。
ちなみにこちらは、レトロモダンで大人可愛いデザインなのでハカマエイトで特に人気の商品です。
続いては、水色の着物と袴に紫色の袴下帯を選んでみました。
着物と袴が同系色の中、違う色味の袴下帯があると、メリハリが出て華やかな雰囲気が増しますね。
3着目は、着物も袴も袴下帯も全て紫色で統一。
女性らしくエレガントな雰囲気が最大限に引き出されています。
同系色なのにスマートに感じる魅惑的な一着です。
紫色の袴下帯を使った最後は、モノトーンコーデ。
白と黒の配色の中、深い紫の袴下帯が控えめな差し色に。
洗練されたシンプルさを追求したい方におススメです。
緑の袴下帯が和テイストを強調
さて次は着物や袴に緑色の袴下帯を使った組み合わせをご紹介します。
普段緑を選ばれないお嬢様も、和装では着こなしやすい色味となります。
和テイストな雰囲気になる、緑の袴下帯を一着ずつ見ていきましょう。
まず1着目にご紹介するのは、よろけ模様が描かれたレトロな着物と鮮やかな赤い着物のコーディネート。
ポップでカラフルな配色の中、緑色の袴下帯から感じる和な雰囲気が絶妙にマッチした一着です。
ポップで明るい雰囲気にしたいけど、古典的な雰囲気も取り入れたい方におススメです。
続いては先程よりもトーンを落とした緑色の袴下帯。
くすみカラーの着物と袴に同じく落ち着いたトーンの袴下帯を合わせて統一された印象に。
3着目にご紹介する袴姿は、丸みのある梅柄でお正月のような楽しさと古典らしさを感じる一着。
落ち着いた緑の袴下帯が、より古典柄を引き立てています。
緑色の袴下帯で最後にご紹介するのは、ナチュラルなベージュ地の着物と紫の袴の組み合わせ。
シンプルなデザインだからこそ着物・袴・袴下帯をそれぞれ異なる色にしてバランスを取り理想の印象を完成させた1着です。
袴と帯の選び方のポイント
袴と帯の組み合わせを見たところで、次は実際に袴下帯を選ぶポイントです。
袴を着るとき、袴下帯はどんなものを選んだらいいのでしょうか?
レンタルされる袴や、なりたい理想の袴姿を想像しながら、袴下帯の色・柄・素材に着目してご説明していきます。
①色で袴下帯を選んでみる
袴下帯を選ぶ時の一番のポイントは色味。
まずは目立たせたいか、控えめに着こなしたいかで選んでみましょう。
袴下帯を目立たせたい場合は、着物で一番面積の少ない色を袴下帯に持ってくると良いでしょう。
着物と袴の境目にハッキリとラインが引かれ、メリハリのある袴姿になります。
多色使いの着物の場合、どの色を袴下帯に持ってくるかで印象が全く異なるので、ぜひ袴レンタル時に試着をしてみてください。
また、袴下帯よりも着物を目立たせたい場合や、控えめな色味の着物をナチュラルに着こなしたいお嬢様もいらっしゃいますよね。
そんな時は、着物や袴の地色と同系色の袴下帯を選ぶと良いでしょう。
目線が着物や袴に集中し、着物のデザインをアピールすることができます。
②柄で袴下帯を選んでみる
袴下帯には、無地もあれば花柄や古典柄、幾何学柄など袴レンタル店によって様々な柄を取り扱っています。
無地の袴下帯の場合は、色の印象がダイレクトに出るため、先ほどご説明した「①色で袴下帯を選んでみる」を参考に、好みの組み合わせを見つけましょう。
「リバーシブルタイプ」と呼ばれる、裏表が違う色味になった無地の袴下帯もあるので、卒業式当日の気分でどちらの色にするか決めることもできます。
また、花柄や古典柄、幾何学など柄のある袴下帯をレンタルしたい場合は、着物と袴のデザインに合わせて袴下帯を選ぶと良いでしょう。
例えば、伝統的な古典柄の着物・袴には袴下帯も同じく桜柄などの古典柄。
モノトーンでカッコいい袴をレンタルした場合は幾何学柄のモダンな帯など、全体のデザインを揃えることで統一感のある袴姿が完成します。
ハカマエイトでレンタルできる古典柄の袴下帯を1つご紹介します。
レトロモダンな着物に伝統的な古典柄の袴下帯が対比してとってもオシャレですね。
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③素材で袴下帯を選んでみる
袴下帯そのものの素材にもこだわってみる手もあります。
プリントされた絵柄ではなく、生地の織られ方にこだわって選ぶと、より特別な袴姿になるでしょう。
伝統工芸品として知られる京都西陣の金襴(きんらん)や、福岡博多の博多織などは、ものづくりが好きなお嬢様にピッタリ。
卒業式とういう特別な式典にも相応しいですし、京都の金襴帯は金糸や銀糸で織られているため煌びやかな印象を与えます。
福岡の博多織は、シンプルで洗練されたデザインが多く、トレンドの袴コーデを楽しみたい方にもおすすめです。
袴レンタル店での取り扱いは少ないですが、「どうしても卒業式に合わせたい!」という方は卒業式に向けて購入されても良いでしょう。
関西に店舗を構えるハカマエイトでは、京都の金襴を生地にした袴下帯を豊富に取り扱っています。
こちらの袴下帯も実は金襴の生地です。
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④プロに袴下帯を選んでもらう
ここまで色や柄、素材で袴下帯を選ぶポイントをご紹介いたしましたが、最適な袴下帯を選べるかやっぱり不安になる方もいらっしゃいますよね。
そんな時は和装のプロである袴レンタル店のスタッフに任せてしまえば安心です。
レンタルする着物や袴に合わせて全てお任せしても良いですし、接客時になりたい雰囲気や好みを伝えれば、どこの袴レンタル店も希望に添う袴下帯を取扱商品の中から提案してくれるでしょう。
ハカマエイトなら袴・帯セット前撮りプランがお得!
ハカマエイトでは袴や袴下帯はもちろん、衣裳のレンタルや卒業式当日の支度まで全てセットでご利用可能です。
中でも人気のプランはご家族で記念写真が撮れる期間限定の前撮りプランが人気です。
ハカマエイトで人気の前撮りプランとは
ハカマエイトの前撮りプランは、毎年期間限定でご提供している卒業式当日と前撮り時のお支度、撮影や記念写真のプレゼントが含まれたプランになります。
お気に入りの着物と袴を見つけたら、前撮りプランで申し込むと全てセットでご利用いただけるのです!!
-プラン内容-
卒業式当日(着付け・ヘアセット・安心パック)
レンタル商品(袴下帯、巾着、草履、足袋(プレゼント)、腰紐、伊達締め)
前撮り(前撮り着付、前撮りヘア、前撮りポイントメイク、記念写真(1ポーズ×1冊))
卒業式当日とは別日で撮影が可能なので、ゆったりじっくり撮影していただけるのが魅力です。
また、お嬢様のご成長と共にご家族で写真を撮る機会が減っていく中、大学卒業の記念にとお嬢様ご自身よりもご両親が喜ばれているプラン。
今なら、お母様の訪問着無料キャンペーンも開催中。
お母様の訪問着レンタルや着付け代、ヘアセット代まで全て無料になっているので、ご家族揃って正装で写真を撮って頂けます。
撮影スタジオは梅田や天王寺、茨木、京都、神戸など様々。
必ずしも袴レンタルされたお店で撮影する必要はありません。
京都で袴レンタルして前撮りは梅田ですることも可能。
1人暮らしをしているお嬢様も、ご家族と撮影場所を合わせやすくとっても便利です。
卒業式の袴姿に必須!袴下帯のまとめ
袴に合わせる帯「袴下帯」は、一般的な着物の帯よりも短い幅のもの。
浴衣用の帯でも代用可能ですが、選ぶ時は生地の厚さや長さに注意が必要ということが分かりましたね。
さらにコーディネートの重要なアクセントカラーになる袴下帯。
黄色い袴下帯は華やかさが出るので目立たせたい方に最適。
紫色の袴下帯だと大人っぽさと女性らしさが感じられる雰囲気に。
緑色の袴下帯は和の雰囲気を出したい方におススメの袴姿になりました。
また、袴下帯の選び方にも触れています。
袴下帯1つでコーディネートの印象が変わる重要なアイテム。
色・柄・素材の3つのポイントで決めると良いでしょう。
最後には袴下帯はもちろん、着物や袴、当日の支度、撮影までまとめて予約できるハカマエイトの前撮りプランをご紹介しました。
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