目次
卒業式袴を着るなら、履物はブーツにしますか?
草履にしますか?
今回は、「卒業式袴にはブーツを合わせたいかも。」とお考えの方に向けてブーツの長さや選び方のポイントをご説明します。
もちろん、「まだブーツにするか決めきれていない。」という方もご注目!草履と比較した場合のメリットデメリットをご紹介します。
ブーツを履くか、草履を履くかでレンタル袴のサイズも変わるため、これから袴レンタルされる方は絶対ご覧ください。
袴とブーツの基本的な組み合わせポイント
卒業式で袴にブーツを組み合わせたい方に向けて、まずは袴とブーツの基本的な組み合わせのポイントをご説明します。
「どんなブーツを選んだら良いか全くわからない」「ブーツを組み合わせる時に気を付けるポイントってあるの?」という方はぜひご覧ください。
ポイントは次の4つ。
- ①袴の長さが適切かどうか
- ②快適性と機能性
- ③ブーツの色味
- ④卒業式袴とヒールのバランス
袴の長さが適切かどうか
袴にブーツを合わせる時、必ず確認してほしいポイントがレンタルした袴のサイズが適切な長さかどうかです。
まず袴のサイズ展開について軽くご説明すると、袴のサイズが変わるのは縦幅だけ。
横幅は着付けの時に締めるのでフリーサイズになっています。
卒業式の袴にブーツを合わせるのか、草履を合わせるのか。
更に、ブーツの種類はショートブーツかロングブーツかで袴サイズが変わってきます。
ショートブーツや草履を袴に合わせる時は、足首が見えないように着付けるので袴サイズはご身長にあったものを選びます。
ロングブーツを袴に合わせる時は、足首を見せるように着付けるため、袴サイズは1サイズ小さいものを選びます。
繰り返しになりますが、袴のサイズ展開は縦幅のみ。
大きすぎないか心配な方も、横幅はフリーサイズなので安心してください。
また、ショートブーツ・ロングブーツなどブーツの種類については、後ほど出てくる「ブーツの長さの種類と特徴」で詳しくご説明しています。
快適性と機能性
袴とブーツの基本的な組み合わせのポイントとして二つ目は、快適性や機能性。
後ほどご紹介する「卒業式袴にはブーツ?草履?」にもありますが、ブーツのメリットとして防寒対策が期待できる点、悪天候にも心強い点が挙げられます。
袴にブーツを合わせる場合、せっかくですからブーツのメリットを最大限に活かしたいですよね。
防寒対策が期待できるブーツとしてはショートブーツよりもロングブーツです。
ふくらはぎ丈までのロングブーツだと、寒さを感じにくい上に動きやすい長さでもあるのでおすすめです。
雨や雪の悪天候にも心強いブーツ。
悪天候な時に備えて袴にブーツを合わせる場合は、素材選びもポイントがあります。
皮やスウェード、ヌバック生地のブーツは、雨に濡れると水が染み込みシミになってしまいます。
撥水加工が施されているブーツや、防水スプレーを用意しておくなどして、足元が濡れないブーツの利点を活かしましょう。
ブーツの色味
ブーツの色味は黒が一般的。
着物と袴がどんなデザインでも似合いますし、多彩な配色の中でも締め色になってくれます。
また、黒のブーツであれば卒業式にも受け入れられやすい無難な色でもあります。
冠婚葬祭や就活を思い出してください。
黒いスーツを着ていませんか?
フォーマルな場の色として認知されている黒は、卒業式など式典にも受け入れられやすいのです。
卒業式袴とヒールのバランス
卒業式袴に合わせるブーツのヒールについて、高さや太さに決まりはありません。
ですが、太いヒールのブーツを合わせる場合が多いです。
理由としては、卒業式当日に移動が重なること。
着付け場所から式典会場、学校の教室など移動が多いため、ピンヒールよりも太いヒールのほうが動きやすく歩きやすいのです。
ブーツの長さの種類と特徴
卒業式袴に合わせるブーツの種類について皆さんはご存知でしょうか?
改めて具体的に卒業式に合わせるブーツはどんなブーツなのか見ていきましょう。
編み上げブーツ
ほとんどの袴レンタル店で取り扱っているブーツの種類は、編み上げタイプのブーツです。
袴レンタル店ではくるぶしまでの「ショートブーツ」に対して、編み上げブーツを「ロングブーツ」と呼んでいます。
ここで注意してほしいことがあります!
実はロングブーツといってもファッション誌で良く見る膝下辺りまである長いブーツや、膝上まである「ニーハイブーツ」ではありません。
袴レンタル店でレンタルできる「編み上げブーツ」は、ふくらはぎの丁度真ん中辺りまでの長さになります。
ファッション誌などでは「ハーフブーツ」や「ミドルブーツ」と呼ばれている長さです。
お洋服の時に合わせる膝近くまであるロングブーツは、袴に合わせることは少ないですし、袴レンタル店では取り扱っていないでしょう。
せっかく長いブーツを合わせても袴で隠れてしまうためデザインが見えないですし、卒業式当日の動きにくさや脱ぎ履きがしづらい点が気になります。
もちろん、絶対袴に合わせてはいけないというルールはないので防寒対策でどうしても履きたい!という方はぜひご自身で準備して卒業式袴に組み合わせてください。
ショートブーツ
卒業式袴に組み合わせる「ショートブーツ」とは、くるぶしまでの長さ、足首が見えるブーツになります。
洋服用に購入したブーツを合わせることが出来ますし、モダンな袴姿にすることができます。
袴レンタル店では「ショートブーツ」を取り扱っていることは少ないので卒業式当日に履きたい場合は袴レンタル店でレンタルできるか、ご自身で用意できるか、しっかり確認しておきましょう。
サイドゴアブーツ/チェルシーブーツ
ブーツの側面がゴム仕様になっていて着脱しやすい「サイドゴアブーツ」や「チェルシーブーツ」。
袴に合わせても違和感がないデザインで、着脱しやすい点も魅力です。
ただ、ショートブーツ同様にこちらのブーツも袴レンタル店での取り扱いは少ないです。
また、同じゴム仕様になっていて着脱しやすいサイドゴアブーツとチェルシーブーツですが、デザインや素材、価格帯に違いがあります。
サイドゴアブーツは足首より高い長さ、低い長さ、とデザインの幅が広いですが、19世紀のイギリス・チェルシー地区で生まれたチェルシーブーツは、足首までの高さが特徴的。
素材についても合成素材を使用していることが多いサイドゴアブーツに対して、チェルシーブーツの素材は革やスウェードなど高級素材。
チェルシーブーツのほうが価格帯が上がりますし、悪天候の日に履く場合は雨に濡れてしまわないか心配です。
卒業式袴にはブーツ?草履?
ここまで卒業式袴に合わせるブーツのお話ばかりでしたが、卒業式当日にブーツを履くか、草履を履くか、まだ迷っている方はいらっしゃいますか?
「まだ全然決められない!」
という方のためにここでブーツと草履のメリット、デメリットをご紹介いたしましょう。
ブーツのメリット①歩きやすさ
ブーツのメリットは、なんといっても歩きやすさです。
草履は普段履き慣れないのでしっかり歩けるか心配ですが、普段から履く機会のあるブーツだと初めての卒業式袴でも安心して当日を迎えられます。
ブーツのメリット②防寒対策になる
また、3月というまだ寒さが残る季節に防寒できるのが、ブーツの魅力。
ブーツを履く場合、ストッキングやタイツを履くこともできるので、更に防寒対策ができます。
寒さがまだ残る地方の方はブーツが最適ですね。
ブーツのメリット③悪天候でも安心
卒業式当日の天気予報って袴レンタルする時にはまだ分からないですよね。
もし当日に雨が降ったら、草履を履いていると足袋が濡れてしまいます。
ブーツの場合、足元が覆われているので雨に濡れる心配がなく安心です。
ブーツのメリット④モダンな袴姿に
伝統的な和装というよりも、自分らしくモダンに卒業式袴を着こなせるのがブーツ。
ブーツの種類も編み上げブーツやショートブーツ、色味やヒールの高さなど自分好みのデザインを選べます。
わざわざ卒業式のためだけにブーツを用意せずとも、洋服用のブーツを合わせられる点も良いですよね。
ブーツのデメリット①脱ぎ履きがしづらい
ブーツのデメリットについては、脱ぎ履きがしづらい点が挙げられます。
特に紐を一回一回結ばないといけない仕様の編み上げブーツは要注意。
靴を履き替えなければいけないシチュエーションになった時に手間取ってしまいます。
特に注意したいのが卒業式で袴を着る小学生の方。
教室や体育館は上履きに履き替える必要がある小学校が多いので、自分ひとりで脱ぎ履きができないブーツは大きなデメリットになります。
ファスナーが付いたブーツや、ストレッチ素材のブーツだと安心です。
ブーツのデメリット②厳粛な場では不向き
卒業式に伝統的な装いを求める学校では、現代的な印象を与えるブーツはあまりおすすめできません。
和装はブーツではなく草履を合わせるのが正装。
ブーツを袴に組み合わせているとカジュアルな印象を与えることになります。
伝統的な和装姿で出席を求められている場合は、ブーツよりも草履を選んだほうが良いでしょう。
草履のメリット①式典にも相応しい履物
草履のメリットは、やはり厳粛な卒業式の式典にも相応しい履物だということ。
古典スタイルにこだわる方や式典の場を重要視される方は、ブーツよりも草履を選んだほうが良いでしょう。
草履のメリット②脱ぎ履きがしやすい
ブーツに比べて、脱ぎ履きがしやすいところも草履のメリット。
屋外から室内に移る場合はもちろん、お手洗いでスリッパに履き替えることも簡単です。
草履のデメリット①歩きにくい
草履のデメリットは、歩きにくさ。
初めての卒業式袴に加え、普段履くことのない草履は、歩き方に気を付けていても靴擦れが心配です。
草履のデメリット②雨の日の汚れが気になる
卒業式当日に雨が降ると、草履や足袋の汚れが気になります。
「雨よけカバー」と呼ばれる草履用のカバーもありますが、袴レンタル店で取り扱っているお店はほとんどありません。
通販では1,000円前後で購入できるので、卒業式前にお天気が気になれば用意しておいてもいいかもしれませんね。
スタイル別おすすめのブーツコーデ
さて、次はスタイル別おすすめのブーツコーデを見て、どんな袴スタイルになりたいか想像を膨らませましょう。
卒業式に着る袴をスタイル別に大きく分けると、伝統的な古典スタイル、大正ロマンなレトロスタイル、最新のモダンスタイルの3つの着こなしができます。
具体的には次の3つの卒業式袴が、左から伝統的な古典スタイル、大正ロマンなレトロスタイル、最新のモダンスタイルになります。
伝統的な古典スタイルの卒業式袴でブーツを履きたい方
伝統的な古典スタイルというとブーツよりも草履を好まれることが多いですが、ブーツを組み合わせても全く不自然ではありません。
寒い地域に住んでいる方は、防寒機能が高いブーツを選ばれますし、歩きやすさを重視したい方もブーツを選ばれます。
古典スタイルの卒業式袴でブーツを履かれる場合、ショートブーツよりも編み上げタイプのブーツを選ぶと古典スタイルの雰囲気が壊れずにブーツがマッチします。
ヒールも太めで低いものがおすすめです。
編み上げタイプのブーツは、ふくらはぎ丈までの長さで一般的な袴用ブーツとして袴レンタル店でも取り扱っている場合が多いです。
くるぶし丈のショートブーツの場合、合わないことはありませんがモダンな雰囲気が強くなるので古典スタイルで卒業式を迎えたい方には、やはりふくらはぎ丈までの編み上ブーツがおすすめです。
大正ロマンなレトロスタイルの卒業式袴でブーツを履きたい方
大正ロマンなレトロスタイルというと、少女漫画でお馴染みの『はいからさんが通る』で描かれている袴スタイル。
漫画そのままの雰囲気で卒業式に出席したい方は、矢絣柄の着物に編み上げブーツを合わせるとバッチリです。
最近はベージュのブーツを取り扱っている袴レンタル店もありますが、ブーツの色味も昔からある黒にこだわると、より大正ロマンなレトロスタイルに寄せられます。
また、レトロスタイルの卒業式袴は『はいからさんが通る』のような矢絣柄の着物だけはないのです。
椿柄の着物でもレトロスタイルの袴姿が完成します。
下の写真にあるような大きな椿をデザインした卒業式袴がその例。
レトロな椿柄を引き立てるようにブーツを組み合わせています。
最新のモダンスタイルの卒業式袴でブーツを履きたい方
最新のモダンスタイルというと、トレンド感のあるモノトーンコーデが人気ですよね。
淡い色合いだけでまとめたコーディネートや、くすみカラーのコーディネートも人気。
そんな最新の色使いで卒業式を迎えたい方は、ブーツの色味や形にもしっかりこだわりましょう。
従来通りの組み合わせにこだわる必要はありません。
取扱店が少ないため袴レンタル店でレンタルは難しいですが、淡いベージュのブーツや、洋服にも合わせられるようなブーティもおすすめです。
先にご紹介したコーディネート写真のようにモノトーンコーデにする場合は、黒いブーツにすると統一感が出ておすすめ。
袴レンタル店でも取り扱っていることが多く、自分でブーツを探す必要がなく便利です。
また、下のコーディネート写真のように多彩な色使いの袴姿にも、黒のブーツを合わせると締め色となるのでおすすめです。
履物に色味を使わない分、着物や袴のデザインに目線を集められます。
ハカマエイトなら袴にぴったりのブーツで全身コーデ!
ここまで読んで、卒業式袴のレンタルと一緒にブーツをレンタルしたいと思った方は必見!
ハカマエイトでは袴レンタルと一緒に編み上げブーツのレンタルも取り扱っています。
ブーツのデザインも、流行りのモノトーンコーデにも似合う、シックな黒。
キャンペーン中の「前撮プラン」と、卒業式当日写真が撮れる「プレミアムプラン」がありますが、どちらも+1,000円で草履からブーツに変更できます!
モダンなショートブーツや、個性的に白やベージュのブーツを履きたい方はご自身でご用意いただくことになりますが、卒業式らしく黒い編み上げブーツを履きたい方は嬉しいですよね。
自分で卒業式袴の着付け会場に持ち込む必要もなく、帰りもそのまま返却するだけなので、汚れてもお家で洗ったり、クリーニングに出す必要がありません。
※前撮りプランは卒業式が近づくと終了するので、ご希望の場合はお早めにご予約くださいね。
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まとめ
こちらで最後となりますが、袴にブーツを組み合わせたい!という方や、草履とブーツで迷っていたという方は不安や疑問は全て解決されましたか?
こだわりのブーツを自分で購入し、持ち込むのも良いですし、卒業式の袴レンタル店で一緒に用意してもらっても便利で良いですよね。
袴姿にブーツを検討中の場合は、ぜひ袴レンタル時にどんなブーツをレンタルできるのか、実際に確認してみてください。